背中・腰の痛み
背中や腰の痛みは、筋肉や骨の問題だけでなく、内臓の病気が原因で起こることもあります。
動いたときに強くなる痛みは筋肉や関節の可能性が高いですが、安静にしていても続く痛みや発熱を伴う痛みは注意が必要です。
症状の性質を見極めることが重要です。
主な原因
背中・腰の痛みは、さまざまな要因によって起こります。
- 筋肉・関節の負担
長時間の同じ姿勢や無理な動作により、筋肉や関節に炎症や緊張が生じることがあります。 - 神経の圧迫
椎間板の変化や加齢により神経が刺激され、腰から足にかけて痛みやしびれが出ることがあります。 - 内臓からの関連痛
腎臓や尿路などの臓器に異常があると、背中や腰に痛みとして感じることがあります。 - 炎症や感染
発熱を伴う場合、体内で炎症が起きている可能性があります。
背中・腰の痛みに隠れている可能性のある疾患
背中・腰の痛みの背景に、以下の疾患が隠れていることがあります。
- 尿路結石
突然の強い背部痛や側腹部痛を伴うことがあります。 - 腎盂腎炎
発熱と腰痛を伴うことがあります。 - 腎細胞がん
初期は無症状ですが、腫瘍が大きくなると腰痛や血尿で見つかることがあります。 - 大動脈瘤
背部痛として現れることがあります。 - 膵炎
上腹部から背中にかけて痛みが出ることがあります。 - 急性腰痛症
整形外科的な疾患になりますがこちらも鑑別が重要です。
背中・腰の痛みに隠れている可能性のある疾患(女性)
女性では、婦人科疾患が原因となることもあります。
- 子宮内膜症
月経周期に関連して腰痛が強くなることがあります。 - 子宮筋腫
骨盤内の圧迫により腰の重だるさを感じることがあります。 - 骨盤内炎症性疾患
発熱や下腹部痛を伴うことがあります。
注意すべき症状の特徴
- 突然の激しい痛み
- 発熱を伴う
- 血尿を伴う
- 安静にしても痛みが続く
- 足のしびれや麻痺がある
これらの場合は早めの受診が必要です。
当院で行える検査
- 尿検査
- 血液検査(炎症反応・腎機能)
- 超音波(エコー)検査
- レントゲン検査
- 低線量CT検査
症状に応じて適切に評価します。
治療について
原因に応じて治療を行います。詳細は各疾患の治療法をご参照ください。
受診の目安
- 痛みが数日以上続く
- 痛みが徐々に強くなっている
- 発熱や血尿を伴う
- 繰り返し同じ部位が痛む
背中・腰の痛みは、単なる筋肉痛とは限りません。
気になる症状があればご相談ください。