外傷
外傷とは、転倒や衝突、刃物などによって皮膚や軟部組織に損傷が生じた状態をいいます。日常生活の中で起こる切り傷・擦り傷・裂創・打撲などが含まれます。
傷の見た目が小さくても、内部に汚れや異物が残っていることがあり、適切な処置が重要です。
当院では、創部の状態を丁寧に確認し、必要に応じて洗浄・縫合・止血処置を行います。
主な症状

- 切り傷
- 擦り傷
- 皮膚が裂けている
- 出血が止まらない
- 腫れや痛みがある
傷の深さや出血の程度によって、処置内容が異なります。
放置するとどうなる?
- 感染
傷口から細菌が入り、赤みや腫れ、膿が生じることがあります。 - 傷跡が残りやすくなる
適切な処置を行わないと、瘢痕が目立つことがあります。 - 出血の持続
深い傷では止血が不十分になることがあります。
早めの処置が、治癒促進と感染予防につながります。
診断方法
- 視診・触診
- 出血量や創の深さの確認
- 必要に応じてレントゲン検査(異物確認)
治療方法
- 創部洗浄
- 止血処置
- 縫合
- 抗菌薬の処方
- 創傷管理・経過観察
傷の状態に応じて適切な方法を選択します。
こんな場合は早めにご相談ください
- 出血が止まらない
- 傷が深い
- 汚れた物で受傷した
- 強い痛みや腫れがある
熱傷(やけど)
熱傷とは
熱傷(やけど)とは、熱湯や火、油、蒸気、電気などによって皮膚が損傷した状態をいいます。
やけどは皮膚の損傷の深さによって1度〜3度に分類され、深さや範囲によって治療方法が異なります。
1度熱傷
皮膚の表面のみが損傷した状態で、赤みやヒリヒリした痛みがみられます。水ぶくれはなく、適切な処置により比較的早く治癒します。
2度熱傷
皮膚の深い部分まで損傷し、強い痛みや水ぶくれが生じます。感染予防や軟膏治療、創部保護が重要で、状態によっては通院による経過観察が必要です。
3度熱傷
皮膚の全層が損傷した重度の熱傷で、白色や黒色に変色し、痛みを感じにくくなることがあります。専門的な治療や入院管理が必要となることが多く、速やかな医療機関受診が重要です。
軽度のやけどであっても、適切な処置を行わないと感染や瘢痕形成の原因となることがあります。
当院では、やけどの深さと範囲を正確に評価し、外来で対応可能な1度〜2度熱傷を中心に適切な治療を行います。
重症と判断した場合は、速やかに専門医療機関へご紹介します。
主な症状

- 赤み
- 水ぶくれ
- 痛み
- 皮膚の変色
症状は時間とともに変化することがあります。
放置するとどうなる?
- 感染
水ぶくれが破れた部分から細菌感染が起こることがあります。 - 色素沈着や瘢痕
適切な処置を行わないと跡が残りやすくなります。 - 深達化
初期は軽く見えても、時間とともに深くなることがあります。
診断方法
- 視診による深さの評価
- 範囲の確認
重症と判断した場合は専門医療機関へ紹介します。
治療方法
- 冷却処置
- 軟膏治療
- 被覆材による創部保護
- 必要に応じて抗菌薬処方
状態に応じて通院フォローを行います。
こんな場合は早めにご相談ください
- 水ぶくれが広範囲にある
- 顔や手など重要部位のやけど
- 強い痛みが続く
- 小児や高齢者のやけど
粉瘤(アテローム)
粉瘤とは
粉瘤(アテローム)とは、皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂がたまる良性の腫瘍です。
触るとしこりのように感じ、中央に小さな開口部が見えることがあります。
炎症を起こすと赤く腫れ、痛みや膿を伴うことがあります。
主な症状

- 皮膚の下のしこり
- 押すと痛みがある
- 赤く腫れる
- 膿が出る
炎症を繰り返す場合もあります。
放置するとどうなる?
- 炎症の反復
腫れや痛みを繰り返します。 - 膿瘍形成
強い痛みと腫脹を伴うことがあります。 - しこりの増大
徐々に大きくなることがあります。
根本的な治療は袋ごとの摘出です。
診断方法
- 視診・触診
- 必要に応じてエコー検査
治療方法
- 炎症が強い場合:切開排膿
- 炎症が落ち着いている場合:局所麻酔下での摘出手術
日帰りでの手術が可能です。状態に応じて適切な時期をご提案します。
こんな場合は早めにご相談ください
- しこりが大きくなってきた
- 赤く腫れて痛い
- 膿が出ている
- 繰り返し炎症を起こす