精索静脈瘤とは
精巣の周囲に静脈瘤ができても目立った症状が出ないこともありますが、陰嚢が膨らんでくることもあります。鼠径部を触ってみると瘤を感じることができるため、異変に気付いて受診される方もいらっしゃいます。痛みを伴わないケースでは受診を控えている方も少なくないようですが、放置していてはいけません。
精索静脈瘤が原因となって造精機能障害をきたし、男性不妊の原因となりかねないので、念のため当院を受診し、造影CTによる診断を受けるようにしてください。
当院では主に内服治療を検討いたします。
主な症状
- 陰嚢の左右差、ふくらみ
- 立位で血管が浮く、こぶ状に触れる
- 重だるさ、鈍い痛み(夕方や立位で増えることも)
放置するとどうなる?
多くは緊急性の高い疾患ではありませんが、症状が強い場合は日常生活の不快感が続くことがあります。また、精巣機能への影響が懸念されるケース(不妊の背景がある場合など)では、適切な評価と治療が重要です。
診断方法
- 問診
症状の程度、痛みの出る状況、不妊の有無など - 触診
立位での陰嚢所見を確認 - エコー検査
静脈拡張と血流(逆流)の評価、精巣の状態確認
治療方法
- 経過観察
無症状〜軽度の場合 - 手術療法の検討
痛みが強い、不妊との関連が疑われる、精巣機能への影響が懸念される場合
適応は患者さんの症状や希望、全身状態を踏まえ慎重に判断します。
こんな症状は早めにご相談ください
- 陰嚢の左右差が大きくなってきた
- 痛みや不快感が続く
- しこりのような硬さを感じる(他疾患の鑑別が必要)
陰嚢のふくらみや左右差、重だるさ、鈍い痛みなどでご不安ではありませんか?精索静脈瘤は男性不妊の要因になる場合もあり、血流評価と適切な評価が重要です。
当院ではエコー検査で血流と精巣の状態を評価し、必要な治療適応を慎重に判断します。